トラブルシューター

人間以外何でも修理のブロ5グです

考えられない故障!でも修理完了

namahage6146

Img_2206_1Img_2204_1 Img_2205 先日依頼されたおもちゃの修理に取り掛かりました。掃除機の方は電源スイッチの接触不良ですぐ直りましたが、もうひとつの電子ピアノは右から5つ、どのキーを押しても音が出ないという現象で、スイッチの接触不良と思い、分解して確認したのですが、接触は問題ない。このブロックがグループでICにパターンが行っているので、半田付け補強を行ったが駄目、ICの不良と考えたが、良く見ると、パターンが途中で3箇所細切れになっている。(写真参照)0.3mmのスズめっき線でショートしてやったら正常に動作した。拡大してみても、過大電流で焼損した様には見えない。最初から切れていた様な感じである。前の会社で長年プリント板のパターン設計をしていたが、最初から製造段階で切れている障害は有ったが、経年変化でこの様な現象になるのは初めて経験した。おもちゃの故障って、何でも有りだと感じました。

貴重なコメントありがとうございます。確かに通信機用のパターン(銅箔)は17μm(半田レベラーといって更に半田の膜を付けるので厚くなる)か、35μm(銅パターのみで使用する場合)を使用(これでも製造過程で溶けて薄くなる不良は有る)しており、パターン接続もプローブをランドに当てて、導通を全数チェック(量産品だと全ピンが同時に接触する専用治具を使用、少量品/試作品で有ればフライングプローブ?といって、1対1でプローブが座標指示に従って動きながら全ピンチェックする)しています(おもちゃの様に片面プリント板でなく、殆どが4層以上のスルーホール基板なので、外観では導通が判らず絶対必要だが)ので、基板単体での不良は発見出来ます。おもちゃの方は銅箔が更に薄いようなので、ご指摘のようにキーボードを強く押すことにより、縮んだり、銅箔が切れて、その部分がはがれたものと判断します。これからの修理に際して、力のかかる部分のパターンは目を通すようにしたいと思います。今度、別のキーが故障する可能性がありますね。

教訓:力のかかるパターンは断線を確認すること。

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