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TADANO製RCS-250修理(原因は電解コン劣化によるパターン腐食)

namahage6146

10/15に修理依頼のあったもので、症状は、突然動作しなくなったというもので、取り敢えず送ってもらって診断することにした。
また、受信機のID設定ピンがメーカー修理依頼で無くなっている(設定変更?)部分が有るので、合わせてお願いしますとのことだった。
IDの設定について、送信機側はロータリーDIPスイッチ4個(SW1~4)なのに対し、受信機側はピンヘッダに設定ソケットを差し込むタイプでシルクでL/H・0~7の指示が有る。
対応を分析すると、受信機側は下図右の通りになる。

これを設定しても動作せず。(今回の送信機設定はID:0F89になっている)
TADANO製RCは、受信出来ても何も表示する機能が無い(車体側制御部と接続すると表面LEDで判別出来る様だが)ので、以前確認したのと同じく、水晶発振のサイクリック動作(2周波をスキャンして、受信出来た周波数に固定する)が固定に切り替わるかで判断する。
だが、変化しない。
送信機側はハンディレシーバーでモニターすると、電源スイッチをON/OFFする毎に周波数が切り替わり、ちゃんと変調波も出ている。
受信モジュールの局発をオシロでモニターすると、発振していない。
発振トランジスタの電圧を測定するとコレクタでも0Vと電圧が掛かっていない。
たどっていくと、電源入力部付近で無くなっている。
電解コンデンサ(22uF/25V)を外して見ると、パターンが腐食していて、テスターでも導通が無かった。
おそらく、経年、屋外環境(湿度/温度)の厳しさで電解液が漏れ出して腐食させたものと思われる。
電解コンデンサを交換し、裏面で切れた部分を接続したら、正常に発振する様になった。

局発水晶の周波数は送信周波数の1/5と思っていたが、1/4だった。(発振後4逓倍)
送信水晶表示
CH1:62.828MHz(×4=251.312MHzが送信周波数)
CH2:63.128MHz(×4=252.512MHzが送信周波数)
受信水晶表示
CH1:65.475MHz(×4-10.75MHz(IF周波数)=251.15MHzが受信周波数)
CH2:65.775MHz(×4-10.75MHz(IF周波数)=252.35MHzが受信周波数)
※中間周波は一般に10.7MHzだが、セラミックフィルタの表示が10.75となっているので、10.75MHzと想定している。
ここで、送受信の差が0.162MHzとなり、合わないが、これは、送信側のFM変調用にVXO回路にバリキャップで周波数偏移をおこなっている関係で実際の発振周波数は低くなる為の様だ。
受信側ではIFT(10.75MHz)の調整と、スケルチ(白い半固定抵抗)を調整(無信号時に信号が消えるポイント)する。
送信側では、受信のサイクリック波形を見ながら、VXO用の可変コイルを調整する。
ちなみにVXO用コイルのインダクタンスは実測で1uH前後である。

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